初めてホームページを持とうとする不動産会社の
ネット担当者から下記のような要望をよく頂きます。
「物件入力に手間をかけずに大量に物件情報を掲載したい。」
実は、このご要望、物件ポータルサイトへの掲載では
いい結果をもたらすかもしれませんが、
自社のホームページ運営としては、必ずしも良いとは言い切れません。
それはなぜか・・・・
1、自社ホームページにたどり着くユーザーはある程度ニーズが限定されている。
2、物件ポータルサイトで探すユーザーと
不動産会社のホームページで探すユーザーは違うタイプの人間である。
3、ひとりのユーザーはそんなに多くの物件から選びきれない。
多くのヒトが訪れる、物件ポータルサイトの中にあっては
自分達の掲載した物件が目に留まるようにするために、
それなりの物件数の掲載が必要になってくることでしょう。
*大手の不動産会社などは物件コンバート・システム等を使って
半自動的に物件情報を大量且つ迅速に物件ポータルサイトへ
物件情報を流し込んでいます。
しかし自社ホームページの場合、そのサイトにたどり着いたユーザーに
対して必ずしも大量の物件情報が必要なわけではありません。
まして、ラクに入力した物件情報などはいくら大量にあったとしても
問い合わせにまでいたりません。
自社サイトにくるお客様は(ユーザー)は・・・
■地域や特徴をしぼって、その要望をかなえてくれるで
あろう不動産会社を探しにサイトへ訪れます。
■物件ポータルサイトではわかりにくい会社の信用性さ雰囲気、
より詳しい物件情報を求めてサイトに訪れます。
■ひとりのお客様は1000、2000のサイトがあったとしても
きっと自分の条件に適した、2,30件程度しか閲覧しないと思います。
ある程度、常時50〜100件程度の空き情報は必要かもしれませんが、
物件数よりもまず、
<コンセプト>「地域や特徴」がハッキリしているか。
<質・鮮度>物件の詳細情報がポータルサイトや他社よりも詳しく、
且つ更新されているか。
↑が自社ホームページ運営には重要になります。
その上で余力があれば物件の数を増やしていかれたら良いと思います。
自社のホームページでは「数<質」に重点を置くことがポイントです!